小春風「亜」から始まる小辞典
知る人ぞ知る落ち葉にも血液型
水陸を翔び分けてありかいつぶり
骨壺におさまりし妹落ち葉道
鬼おこぜ鼾かくほど酒飲まず
腕時計鳴らし眠れる暖房車
主役無き来し方行方除夜の鐘
臥してなを腰の重みに風邪の神
宝登山のけむり火渡り梅曇り
朝東風に寝癖つきたる髪を梳く
のけぞって歌真似る童の春ごろも
啓蟄やベストセラーの季寄せあり
アンカーと鳴る蒲公英の絮とべり
蛇苺蛇の住み処と子ら答ふ
独り占めしてベランダの日照り草
都忘れ紫色は故郷のいろ
推敲を断ちて降り立つ冷房車
前奏のこれも二拍子つづれさせ
限り無き蕾の神秘黄コスモス
はしゃぎ来て無月の空に独り酌む
除幕を待つ 御製の碑あり菊の宮
究極のふるさと古都の渓紅葉
落柿舎に陽のやわらかき夕紅葉
知る人ぞ知る落ち葉にも血液型
水陸を翔び分けてありかいつぶり
骨壺におさまりし妹落ち葉道
鬼おこぜ鼾かくほど酒飲まず
腕時計鳴らし眠れる暖房車
主役無き来し方行方除夜の鐘
臥してなを腰の重みに風邪の神
宝登山のけむり火渡り梅曇り
朝東風に寝癖つきたる髪を梳く
のけぞって歌真似る童の春ごろも
啓蟄やベストセラーの季寄せあり
アンカーと鳴る蒲公英の絮とべり
蛇苺蛇の住み処と子ら答ふ
独り占めしてベランダの日照り草
都忘れ紫色は故郷のいろ
推敲を断ちて降り立つ冷房車
前奏のこれも二拍子つづれさせ
限り無き蕾の神秘黄コスモス
はしゃぎ来て無月の空に独り酌む
究極のふるさと古都の渓紅葉
落柿舎に陽のやわらかき夕紅葉